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  • プロローグ

20歳の時に走りはじめて、20代は5キロ、10キロをほとんど練習せずに、本番だけ楽しく走るなんちゃってランナーだった。
その当時は、5キロや10キロのレースに練習もせずに参加して、おみやげのTシャツをもらうのを楽しみにしていた私。フルマラソンの距離なんて、まったく想像もできなかった。

そして30歳の時、初めてフルマラソンを走ってみた。テレビ番組の影響で、なんだか楽しそうだからという単純な理由から参加を決めたものの、2ヶ月前の故障でほとんど練習せずにスタートし、6時間弱かかって、歩いたり走ったりしながらゴールしたホノルルマラソンは、なぜか私の中では初フルという感覚が残っていない。30代は、ハーフマラソンにチャレンジするようになり、20キロ以上も走れるんだということに自分で感動していた。この頃はたぶん月に50キロくらいは走っていたのかな。だいたい練習日誌などつける習慣はなかったし、練習をしなくちゃという意識もなかった。

そして40歳になる年に、もう一度フルマラソンを走ってみようと思いたった。その頃9月に開催されていた千歳日航マラソンで10年ぶりにフルマラソンを完走することができた。タイムは・・4時間40分くらい。その時の私にはこれが精一杯のスピードだった。
それまでは練習はあまりせずレースをお気楽に走るだけの、なんちゃってランナーだった私が、そのすぐ後にできた@niftyのランニング・フォーラムFRUNで刺激を受けて、積極的にレースに出るようになり、4時間を切って北海道マラソンにも参加できるようになった。そして 更に3時間40分以内で走れることができて、欲が湧いてきた。
いつか3時間30分以内で走れるかも??しかし、確実に年齢は積み重なり、体調の変化もあって体重はうなぎのぼり。
レース成績は、DNF、DNSが続いた時期もあった。いや〜!このまま中年どっぷりのおばちゃんにはなりたくな〜いと一念発起。

再び本格的に走り出したのが3年前の2004年。体脂肪率34%を記録していた。
半年かけて大幅体重減に成功。その年(2004年)の春にかろうじてゲットした北海道マラソン参加資格で参戦した暑い夏のレースで再び完走することができた。この時北海道マラソン対戦成績、2勝3敗、1DNS。
もう一度、3時間30分切りに挑戦できるだろうか。夢を実現させる事ができるだろうか。
3時間37分56秒で走った2004年の北海道マラソンの後は、練習にも熱が入った。 初めて3時間30分を切ろうと意識したのは、2004年11月の4回目のNYCマラソンだった。意気込みだけはあったけれど今振り返ると力不足。直前に風邪を引くなど体調不良もあって、NYCマラソンを4回走った中で一番悪いタイム(4:13:38)だった。

そして翌年の2005北海道マラソンは、暑さの中の完走で、ベストとは行かなかったけれど、3時間40分をかろうじて切るタイムでゴール。2ヵ月後の別海マラソンに望みを繋げた。
しかし、10月の別海マラソンでは、まさかの大失速。私のウイークポイントの大問題の発生だ。情けないやら悔しいやら、お腹の調子で足を止めてしまった失敗レースは苦い思い出だった。
この問題の解決なしに私の3時間30分切りはありえないと、大問題について研究開始。
とにかく精神的に負けることのないように、練習はめずらしく真面目に取り組んだ。簡単に3時間30分は切らせてくれないんだと自分に言い聞かせて。

  • 2006年はフルマラソンの年

2006年はフルマラソン年。そう決めて11月の東京で走れる事を目標に練習やレースのスケジュールを決めた。
春一番のレースは4月の伊達ハーフマラソン。生憎のみぞれ混じりの悪天候の中、思ってもみなかった好記録でゴール。雪のあるうちから月300キロ走れるようになったお陰だと痛感した。やっぱり練習は裏切らない。
それまでは、時間はあっても自分の脚がついてこない状態で、一度も月300キロを走ったことがない私だったのだ。記念すべき、初300キロ超えは、今年の3月364キロだった。



そしていよいよ5月の洞爺湖マラソン。ここで参加資格3時間30分を切れなければ今年の東京国際女子マラソンの参加は難しいという崖っぷちの条件が良かったのか、渾身の走りで3時間27分46秒で、ついに参加資格ゲット。
夢の実現へ一歩近づいた。
 

 


夏の大きなイベントの北海道マラソンでは、32度も記録する灼熱地獄の中のレース だった。結果は3時間30分は切れなかったものの、3時間33分46秒とセカンドベストで完走。少し自信がついた。
そして、いよいよ残り3ヶ月。憧れの東京国際女子マラソンのゴールまであと一歩のところまでやってきた。
 

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